金城医院

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梅雨や台風の時期の体調不良

【体調のゆらぎを、自分を知るきっかけに】

2026年、東京都を含む関東甲信地方は6月7日ごろに梅雨入りしました。梅雨から台風の季節にかけては、雨の日が続いたり、気圧・気温・湿度が大きく変化したりするため、「頭が重い」「めまいがする」「体がだるい」「肩こりがつらい」「気分が沈みやすい」といった不調を感じる方が増えてきます。

こうした天気の変化に伴う不調は、一般に「気象症」や「天気痛」と呼ばれることがあります。

つらい症状があると、「また天気に振り回されている」と感じてしまうかもしれません。けれども、少し見方を変えると、体が環境の変化を敏感に感じ取り、私たちに休息やケアの必要性を知らせてくれているサインとも考えられます。

西洋医学では、気圧の変化が耳の奥にある内耳や自律神経に影響し、頭痛、めまい、だるさ、痛みの悪化などにつながることがあると考えられています。睡眠不足、疲労、ストレス、首や肩のこりがある時は、症状が出やすくなることもあります。

東洋医学では、梅雨の時期は「湿」の影響を受けやすい季節と考えます。湿気が多いと、体の中の水分のめぐりが滞りやすく、重だるさ、むくみ、胃腸の不調、頭の重さなどが出やすくなるとされています。

大切なのは、「気のせい」と片づけず、自分の体調の変化を観察してみることです。

たとえば、天気、睡眠時間、頭痛やめまいの有無、肩こり、むくみ、気分の変化などを、ひと言だけでも記録してみましょう。「雨の前日に頭痛が出やすい」「寝不足の翌日は症状が強い」「湿度が高い日は胃腸が重い」など、自分の傾向が見えてくることがあります。

予防やホームケアとしては、朝に光を浴びる、首や肩を冷やさない、耳のまわりをやさしく温める、湯船につかる、軽く体を動かす、深呼吸をする、睡眠を整える、といった小さな工夫が役立ちます。冷たい飲み物や甘いもの、脂っこい食事をとりすぎないことも、梅雨時期のだるさや胃腸の不調の予防につながります。

気象症は、「体が弱いから起こるもの」ではありません。体が季節や天気の変化にきちんと反応している状態です。

天気を変えることはできませんが、体調のゆらぎを自分の体を知るきっかけにして、対応することはできます。早めに休む、温める、整える、相談する。そうした選択ができるようになると、梅雨や台風の時期も少し過ごしやすくなるのではないでしょうか。

気になる症状が続く方、日常生活に支障がある方は、無理をせずお気軽にご相談ください。